木製サッシと庭の緑の関係
先月半ばにお引渡しした、警固リノベでは、
デンマークの素材を取り入れながら、
外観、内観ともに洗練されたデザインで完成させていきました。
Before、Afterを少しずつご紹介していきます。
築25年の既存の建物は、
門扉やガレージのゲートで外部をシャットアウトしたような、
閉塞的な印象でした。
駐車台数を増やし、植物が茂るオープンな庭を目指して、
樹種や木のサイズ、窓から見える景色まで綿密に打合せしました。
STORKEのネイビーグレーの玄関ドアが白い壁のアクセントとなり、
そして横の白い壁にはモミジの葉を映し出しました。
建物東側にあったキッチンは、
光はたくさん入るのにどこか薄暗く、
家族に背を向け黙々と作業する!という感じでした。
警固リノベのキッチンは、
キッチンに軽食スペースを設け、
あえてリビング・ダイニングと分離しました。
その代りに、
朝日や町の音、庭の緑を身近に感じながら、
「外」に意識を向けながら食事の準備をすることができ、
コンパクトな動線と、高いインテリア性が特徴です。
室内から見れば、
窓が切り取る景色を絵のように取り込み、
屋外から見れば、
窓のシルエットが庭木の背景としてつつましくその役割を全うする。
ただの開口部ではない、
グリーンとの調和という面からも、
美しい木製窓は家への必需品と言えるかもしれません。
Huset