家の保温性、その測定結果が出ました

こんにちは。ヨゴホームズ 余吾です。

このところ暖かな陽気が続き、花の便りも待ち遠しい今日この頃。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

早速ですが、前回ブログで紹介させて頂いていた測定結果を報告させて頂きます。
初めての方もいらっしゃると思いますが、詳しくは前回ブログで測定内容をご確認下さい。

設置した環境とその結果(グラフ付き)

温度計の設置場所は北に近いダイニングで、直射日光は届かずキッチンクッカーは不使用、スタッフがいる勤務時間帯だけダイニングのペンダントを点灯、夜は不在です。
ですので、一般家庭と比べると人や照明、家電や料理などの熱が少ないと言えます。

モデルハウスに設置した計測器

モデルハウスでは本格的な冬がスタートした頃から家全体を暖房している温水セントラルヒーティングシステム(1階床暖房・2階パネル暖房)を1日に6:30~9:00 の2時間30分だけタイマー設定して運転していました。

その結果は・・・、

室温計測グラフ1※上記グラフ画像をクリックでPDFファイルを拡大してご覧いただけます。

一日を通しての室温は、最低20.00℃、最高22.63℃、高低差2.63℃、そして、平均室温は21.48℃という結果が出ました。
下の緑色の線は気象庁からダウンロードした松山市の気温で、最低4.3℃、最高16.10℃、高低差11.80℃、平均気温10.13℃でした。
モデルハウスは市内より山手にあり気温は2~3℃低いことが多いです。

雪や霜がつくほどの気温

そして、2月になりまた寒い日が続くようになりましたので、少し暖房のタイマー設定を変えてテストしてみたくなり、6:30~ 1時間15分 と、23:00~ 1間15分 に分けて(トータル2時間30分は変えず)運転をしてみました。
もちろんサーモバルブや温水温度等その他は一切変更していません。

すると・・・、

室温計測グラフ2※上記グラフ画像をクリックでPDFファイルを拡大してご覧いただけます。

一日を通しての室温は、最低19.00℃、最高21.13℃、高低差2.13℃、そして、平均室温は20.37℃という結果が出ました。
松山市の気温(緑色)は、最低1.8℃、最高4.6℃、高低差2.8℃、平均気温3.09℃、この日は前日からの雪で、松山には珍しい積雪を記録、日本列島に記録的な大寒波が来たまだ記憶に新しいあの頃です。
この日モデルハウスの外気温は7:00で1℃、12:00で0℃ と大変寒い一日でした。

この2つのグラフからわかること

外気温が全く違うしお天気やその日の前日の気温など、条件が一定でない為比較が難しいのですが、以下のことが読み取れるのではないでしょうか。

[mini-icon icon=”ok”]暖房をつけていない時間帯も室温がそれほど下がっていない。

  • 家の気密・断熱性が高いことで家が魔法瓶のように保温されている。これは冬に限らず、夏の冷房にも同じことが言える。
  • 室温が外気温にほとんど影響されていない。
  • 省エネルギーでありながら快適な室内環境を保持できている。

[mini-icon icon=”ok”]同じ2時間30分の暖房運転であっても、2回に分けた方が室温が安定する。

  • 断熱性が高いと家の内側(特に床)が蓄熱をし熱が逃げにくく、下がりきらないうちに次の運転がスタートする、の繰り返し運転。
  • サーモバルブの働きにより温水の流量調整で室温を調整するため、湯がさめないままボイラーに戻っていく → ボイラー運転時間が短い → 省エネ

この現象は一日のことに限らず、ひと冬で考えた場合も同じことが言えます。
デンマークなど多くの欧米諸国の暖房の考え方は、「ひと冬暖房」です。
日本のように、いる場所だけ、いる時間だけでの局所暖房ではなく、家全体をひと冬考えることで、ヒートショック等をなくし、人にも家にも優しい、その上に気密・断熱性との併用で 省エネルギーも両立させているのです。

実はひと冬の間(初冬から春先まで)暖房をつけっぱなしでお使い頂いているヨゴホームズのクライアントさまも多くいらっしゃいます。
タイマー設定でも連続24時間運転でも思ったほど燃費は変わらず、室温はほぼ一定に保つことができて非常に快適にお住み頂けます。

ヨゴホームズでは家に入った瞬間から快適であるべきと言う考えから、床暖房の場合玄関土間やバスルームの洗い場まで床暖房します。(U.B. はパネル暖房)
またトイレや廊下等ももちろんしっかり暖房し、何より難しいと言われる各部屋での一番快適な温度設定ができるようなシステムを確立しています。

時代に合ったエコとは

窓に取り付ける温度計

これは、モデルハウスの北側の窓に取付けた温度計。
かえるちゃんは外部で5℃、丸いのは室内側で21.5℃を指しています。
北側のガラスの内側の温度と、建物中央に置いている温度計はいつもほぼ同じです。
このことからも、結露をしないということがご理解頂けるものと思います。

今、モデルハウスの暖房・給湯の熱源は灯油ボイラーを採用していますが、もちろんオール電化にもガス給湯機との組み合わせにも対応できますし、今は灯油ボイラーだけれど、将来オール電化にしたいというご希望にも対応できます。

大きな工事をしない熱源の交換と配管の接続工事だけで簡単に熱源が変えられる事も時代にあったエコを考える意味でとても重要なことではないでしょうか。
ちなみにこの時期に使用した灯油は200リッターを42日間で使い切りましたので、1日に換算すると4.76リッター、同じ2管式ボイラーを給湯にも使用していますが、モデルハウスの為バスルームの使用はないことを考慮すると、約4リッター/1日となり1日¥400-程度で全部屋を快適な温度に24時間保っているということになります。

最近建てて頂いた多くのクライアント様にお話をお伺いさせて頂くと、モデルハウスよりも大きな住宅であっても、200リッターの灯油が40日から45日持つと言われます。
しかも、給湯・暖房の両方でですから、どれだけお安いかがお判り頂けるかと思います。

この度は長々とお付き合い頂きましてありがとうございます。

このブログの中で全ての思いをお伝えするのはとても難しく、要領を得ないわかりにくい説明になってしまったかも知れませんが……。
家の性能が将来に渡り、快適さのみならず家の持ちやエネルギー費に大きく関わるということをご理解いただき、長い目で家づくりをお考えいただきたいと思っており、また、結露のない快適な暮らし、ヒートショックのない安全な暮らしを得るためには家づくりに何が大切かを考えるきっかけにして頂ければ幸いです。