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日本に持ってきたいと思った考え方

  • 巨匠と呼ばれるデンマークのデザイナーたちが日本を好きだったように、素材を生かし、機能的でシンプルなデザインや、自然と共生する考え方など、昔から日本と北欧には通じるものがありました。単なる北欧ブームではなかったのです。

  • 冬は寒い、夏は暑いのが当たり前! という環境で育ってきた日本人にとって、それらの解決策は、冷暖房機器を導入することだと無条件に思い込んでしまっていました。しかし、建物の断熱や気密を強化することで温熱環境が整い、ストレスから解放されるのです。

  • 家づくりのスタートで初めてお会いした時に、「どんな家にしたいですか?」とお尋ねすると、「寒くない家にしたいんです」とご回答くださる方が多数いらっしゃいます。それほどに、冬の建物内の寒さは、人々を悩ませている大きな問題なのです。

  • 「夜、暖房をつけていただけなのに、朝起きても寒くない」「24時間エアコンをつけっぱなしにしても、休止時間が長く電気代がほとんどかからない」など、隙間なくしっかりと断熱を施した建物なら、今までと同じような冷暖房機器を採用したとしても、その効率は格段に上がります。

  • 寒い冬でもフローリングがキンキンに冷えることはなく、ほんのり室温に近い温度。夏や梅雨など湿度の高い時期は湿気を吸収してさらっとした肌触り。無垢材のフローリングは、オールシーズン裸足で素材を感じながら、快適に生活することができます。

  • 長くお付き合いできる住宅会社があったとしても、365日家を守るのは住んでいるオーナーさんです。だからこそ、プロでないとメンテナンスできないような材料を使った家は、日々手をかけてあげることができません。フローリングのワックスやソープがけ、壁のペイント補修など、美しさだけでなくリタッチが可能な素材を選定することで、無理なく自分たちで家を守ることが可能になるのです。

  • 機能性ばかりを重視した結果、堅苦しい住まいになってしまってはどこか心がさびしい気持ちになってしまいます。デンマークの建材は、美しい木目を備えたフローリング、風景を切り取る額縁のような木製窓、家具のようなキッチン、サイディングにはない重厚なレンガや塗り壁の外壁など、機能的でデザイン性の高いものが多数あります。美しいものに囲まれるからこそ、ずっと大切に使っていきたい、維持したいと思える家になるのです。サイディングとは……窯業系、金属系の板状の外装材。塗り壁やレンガやタイルを張るのと異なり、工場で成型された、柄や色バリエーションのある板状のものを張り付ける外壁のこと。